責め絵画家小妻容子(本名坂井勝利1939-2011)は、刺青画や美人画には要(かなめ)を名乗り、終生、<嗜虐>と<被虐>が交錯する極北の刺青女性美を追い求めた。雪月花を背景に激しく責め立てられながらも苦悶と法悦の表情が去来する迫真の緊縛美女たち。束縛され身をくねらせる妖艶な肢体は、荘厳なまでに色鮮やかな肉の万華鏡と化し、息を呑むほどに優美かつ幻想的な官能世界が繰り広げられる。本画集は、晩年まで作家の手元に取り置かれた緊縛刺青美女画の傑作をまとめた珠玉の作品集である。
<緊縛><刺青美人画>は日本独自の風俗美術ジャンルであるが、近年諸外国からの熱視線が注がれ、小妻容子/要も春川ナミオ同様再発見されつつある。とりわけ小妻の絵画は刺青美女であり同時に緊縛画である点が他の緊縛画家たちと一線を画す。これまで国内でも小妻要の刺青美人画集は多数刊行されてきた(いずれも絶版)。本書は刺青責め絵画家小妻容子/要の精髄が堪能できる久々の緊縛刺青美人画集である。
小妻容子/要『小妻容子/要画集 緊縛刺青美人画の世界 SHIBARI & IREZUMI ART』
仕様 : セミ・ハードカバー(高開口本)、120ページ、A4変形判
価格 : 6600円(税込)
献辞:空山基、3代目彫よし
エッセイ:宮下規久朗、相馬俊樹
発行、発売:エディシオン・トレヴィル